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桃太郎が鬼ヶ島の地獄王をこらしめてから、1年経ちました。
すっかり改心した地獄王のおかげで、鬼たちは落ち着いた暮らしをしていました。
ところが、そんなある日……
マンダラ王
「マ〜ン〜ダ〜ラ〜
ぐわっははははははは 人間に敗れた情けない鬼どもよ
このマンダラ王とマンダラ四天王が、お前らをこらしめてくれるわ」
えんま大王
「じ…地獄王様
このえんまでも、これ以上…食い止められません
ここ地下13階にマンダラ地獄の鬼が… もう間もなく…うっ うぐ」
地獄王
「恐るべし マンダラ地獄の鬼 あのえんまですら…。」
夜叉姫が地獄王に向かって叫んだ。
夜叉姫
「お父様 マンダラ地獄の鬼とは、一体何者なのですか?」
地獄王がゆっくり答えた。
地獄王
「夜叉姫よ。この魔界には108の地獄があり、
我々の地獄はわずか101番目の地獄にしか過ぎないのだ。
そしてその8番目が、はるか海の向こうのマンダラ地獄なのだ
所詮、我々のかなう相手ではない…。」
しかし、夜叉姫が叫んだ
夜叉姫
「戦いましょう お父様
桃太郎さんなら、どんな時でもきっと戦うはずです」
地獄王がやがて重い口を開いた。
地獄王
「そうだ…たしかにその通りだ
我々にはまだ、桃太郎から教えられた武器がある
愛と勇気が
夜叉姫よ お前を信じよう
あしゅらの部屋に行き、共に戦う者を探すがいい
そしてマンダラ地獄の鬼に伝えてくるのだ
桃太郎が教えてくれた、愛と勇気を」
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こうして、夜叉姫の鬼ヶ島を守る戦いは始まったのでした
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